ふと、その言葉で、新聞の記事に目にとまった。
「ゲド戦記」などの翻訳で知られる清水真砂子さんの、
青山学園女子短大での最終講義があったそうだ。
「すぐれた子どもの文学は、苦しくても生きてごらん、
大丈夫、と背中を押してくれる。」「毎日帰りたくなるような家庭をつくるのは至難の業。
でも、子どもはそんなにヤワではない。
週に30分でもいい。
『この親の子でよかった』と思えるような瞬間があればいい」「現実は、求めても光を得られないことがあるかもしれない。
それでも、『どうせ』と子どもに言わせてはいけない。
言えば楽になるけれど、希望を放棄させるということは、
最もモラルに反すること」「子どもの本がしてきたように、
この人に出会えたから自暴自棄にならずに済んだと
思わせる一人に、この世につなぎとめる一人になって」
心に響く、いい言葉だ。
できたら、実際に、その最終講義も聞いてみたかった。
そして、昨年、途中で投げ出してしまった「ゲド戦記」も、
もう1度、読んでみようかと思っている...
Originally posted on nalcomo.vox.com
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